空音 (SORANE)
Web/A in One Deck
Web/Aは「読む・配る・検証する」を1つのHTMLファイルで完結させる、アーカイブ指向のドキュメント形式です。
Context
なぜ今、Web/Aなのか
- PDFは強いが、構造化・検証・ライフサイクル管理に弱い
- Webブラウザは柔軟だが、長期保存や真正性の保証に弱い
- 現場は「配布のしやすさ」と「信頼性」の両立に課題を抱えている
設計思想:HTML完結(HTML-Complete)
- 依存リソースゼロの単一HTML配信
- フォントも画像もすべてBase64で埋め込み済み
- オフラインでも、将来のブラウザでも「読める」ことを最優先
Web/Aの4層モデル
- Layer 1: Template(規約・意味論)
- Layer 2: Data(事実・エビデンス)
- Layer 3: Context(管理・配送属性)
- Layer 4: Presentation(視覚的表示・UI)
強み 1: 配付が圧倒的に容易
- 送るのはHTMLファイル1つだけ
- 受け取った側はOSを問わずブラウザで開くだけ
- 閲覧環境によるフォント崩れや消失のリスクを排除
強み 2: 真正性を内蔵
- 埋め込み署名による改ざん検知
- Passkey (WebAuthn) による本人確認
- ブラウザ上で誰でも検証可能な検証ログ
Web/A Form
- 低頻度・高価値な業務(申請、契約、調査)に最適
- 作成、署名、提出までがブラウザ内で完結
- 集約ツールを用いて、ローカルで一括集計が可能
Web/A L2 Encryption
- 送信時に受領者(Issuer)限定でデータを暗号化
- Layer 1(テンプレート)への参照を含む認証付き暗号 (AAD)
- Passkeyファーストのシームレスな体験
Web/A Folio
- 個人や組織が「証拠」を束ねるデータコンテナ構想
- 履歴、証明書、申請書を自身の管理下に置く
- AIとの協業を前提とした構造化データ基盤
AI-First Workflow
- エージェントが文書の構造と署名を直接処理
- 自動入力支援、内容の自動要約、真正性の自動検証
- Human-Machine Parity(人間と機械の対等な理解)
Presentationモード
- 本ページ自体が、そのままプレゼンスライドになります
- 「スライド」ボタンで全画面表示に切り替え
- 外部ツール不要で、配布・共有・アーカイブが可能
まとめ
- Web/AはHTMLネイティブなドキュメント・プラットフォーム
- 保存性・配布性・検証性の三要素を同時に満たす
- 「静的な記録」から「自律的に動くデータ」へ
次のステップ
- Web/A Form Maker でフォームを作成してみる
- 既存のドキュメントを Web/A 形式に変換する
- 組織内のデータ収集・配布フローに Web/A を適用する