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GWはじまり

GWが始まった。今年はどこに行っても混んでいるだろうから、家でのんびり過ごすことにした。考えるべきこと、積み残してきたことは山ほどある。

自治体システム標準化 庄司ゼミ

昨日はまる1日、自治体システム標準化 庄司ゼミに参加した。いろいろと考え直す契機となった。もうちょっとベンダーに対する情報提供を頑張った方がいいし、秋へ向けて自治体の議会対策に使えるロジックも組み立てた方が良さそうだ。

ガバクラ移行へ向けたモダン化をどう議会で説明したらいいか分からないといった声をいただき、改めて「モダン化」を検索して国会議事録を漁ってみたが、実はガバクラ関係の国会答弁でモダン化という表現は使っていない。用例としては全く関係ない昭和34年のが1件だけ出てきた。わたしが答弁する際も意味が曖昧なカタカナ用語は避けて日本語で噛み砕いた説明を心掛けてきた。そういった説明を国会だけでなく、地方やベンダーに対しても行う必要があるのだろう。

わたしも技術者なので、ついアーキテクチャー的な美しさや、技術的な効率性を考えて青写真を描いてしまいがちだが、役所の業務システムなんてデータ量としては知れていて、実際のシステム構築・運用費の大半は人件費であって基盤費用ではない。基盤費用をちょっと抑えるために膨大な開発工数が積み上がってしまっては本末転倒だ。

技術者の需給が逼迫すれば単価も上がる。基盤費用削減も計画的に進めていく必要があるが、人的資本蓄積による生産性向上や運用要員の開発要員への転換、文書整備など管理工数の削減、運用監視の要員集約や自動化を、技術者の需給に目配せしながら段階的に進めていくべきだろう。人を張り付けざるを得ないながら手が空きがちな運用監視や問合せ対応など、組織やシステムを越えて共通化できると、まずは効率化しつつ将来の自動化にも繋げられそうだ。

行政事務標準文字における変体仮名の濁点の扱い

十年近く前の文字情報基盤でも変体仮名の取り扱いをどうするかは論争があったが、議論を積み重ねた結果として今日ではUnicodeに多くの変体仮名が収録されている。例えば𛀁𛀂𛀃𛀄𛀅𛀆𛀇𛀈𛀉𛀊𛀋𛀌𛀍𛀎といった文字である。行政事務標準文字ではさらに多くの変体仮名、例えば􀈝􀈞􀈟􀈠􀈡􀈢􀌇􀌈􀌎􀌏􀌶􀌼􀍅􀍍􀍑􀍚􀍜􀜟􀜠􀜡􀜥􀝄􀝗􀝙􀞄といった文字が追加された。

懇親会で指摘されたのは濁点がついた文字について独立したPUAのコードポイントを設定していることだ。Unicodeを文字を追加する国際標準提案を行う場合は濁点との合字とすべきだろう。文字情報基盤を見ても、濁点がついた文字は独立の文字としては収録されていないように見えるので、この辺の整理を確認しておかないと。

soraneのリポジトリ クリーンナップ

soraneが汎用のStatic Site Generatorなのか、自分のブログコンテンツなのか分かりにくいファイル構成となっていたのを半年以上も放置してしまった。自分のブログポストをコードのリポジトリからは追い出して、使ってもらいやすいように整理した。

といってもテンプレートもまともに整備されておらず、チュートリアルも不親切な状況では、わざわざ誰も使わないだろう。おいおいブログの体裁を整えるために、久しぶりにCSSなりテンプレートを学ぶべきか。